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折り込みチラシとダイレクトメールってどこが違うの? (163号 2008年4月)

ミスターリサイクル
 横浜では紙類を燃やすごみの日に出すことができなくなって、早3年になる。初めは戸惑っていた方も多かったと思うが、3年間も分別していると結構習慣づいてくるようで紙を資源の回収日に出すのがあたりまえになってきた気がする。というのも、こんな質問をもらうようになったからだ。
 「新聞と雑誌を分けなくちゃならないのはわかるのです。でも、折込チラシは新聞と一緒で良くって、ポストに直接入ってくるチラシは新聞と一緒にしてはいけないのかがわからない」
 おっしゃる通り、新聞の折込広告は新聞と一緒にリサイクルできるがダイレクトメールなどが新聞に混ざるとリサイクルが出来ない。なぜか?
 なるほど再生して利用することがリサイクルなのか…とは思うものの、例えば古新聞を再生して利用するということはどういう意味なのかが今ひとつハッキリしない。さて、古新聞がリサイクルされると何になるのだろうか?
 答えは“新聞用紙”だ。もちろん他のコピー用紙などの紙の材料として使われることもあるが、一番多い用途で言えば“新聞用紙”の材料である。よし、古新聞が新聞用紙の材料になるのはわかった。では次に、折込広告とダイレクトメールの違いについて考えてみる。
 折込広告とダイレクトメールの一番の違いは“接着剤”なのだ。折込広告は一枚物の紙が使われているがダイレクトメールには封筒もあるし宛名のシールも貼ってある。これに付いている接着剤が新聞用紙を作るのに不適物になる。だから折込チラシは新聞と一緒で良くって、ポストに直接入ってくるチラシは新聞と一緒にしてはいけないのである。
 しかし、ダイレクトメールがリサイクル出来ないわけではない。その他の紙として集めればリサイクル可能なのだ。
 リサイクルを進めるための第一歩は分別。これからも、正しいリサイクルのため正しい分別をお願いします。
ミスターリサイクル