カーボンフットプリントって何ですか?
平成20年、夏の洞爺湖サミットや冬の*エコプロダクツで、カーボンフットプリントの数値を表示した商品サンプルを展示し、今年2月には北海道で試験販売を行ったサッポロビール(株)社会環境室長の蜂須賀さんに質問しました。
(写真:黒ラベルを手にする蜂須賀さん。)
*工コプロダクツ・・・毎年12月に開催される環境配慮型製品やサービスなどの展示会
カーボンフットプリントとは?
ビールの場合でいえば、製品の原料となる大麦やホップの栽培・加工・輸送、容器の製造・輸送、ビールの製造・輸送・販売、容器のリサイクル・廃棄まで、全工程における二酸化炭素の排出量を算出し数値として表したもの。
サッポロ生ビール黒ラベルは、1本あたりの排出量2,959(2008年12月算出)です。
どうして商品に明記することになったの?
当社では2004年に商品1本あたりの二酸化炭素排出量の計算を始めました。当時、食品業界で計算する会社はわずかでした。
工場での二酸化炭素の排出量を減らしてきましたが、お客様に理解していただくのは難しいことでした。
そこで多くの人に分かりやすく伝えたいと考え、ビールー本あたりの排出量を算出し公開したのです。
こういった経験があったので、昨年の6月にカーボンフットプリントの研究会に入らならないかと経済産業省からお声を掛けていただいたのだと思います。
どうしたら二酸化炭素排出量は減るの?
ビール工場の例で言うと、エネルギー効率の良い機器を入れるだけでなく、各工場の各職場でエネルギーの無駄が ないかをチエックし、良いことはどんどん取り入れました。 食品を作るので洗浄や殺菌などの工程が多いのですが、少ないエネルギーで最大の効果を得るもっとも効率的な方法を探しました。
商品を選ぶ基準になるの?
カーボンフットプリントはあくまでも環境への影響を減らすための指標のひとつで、情報を開示することは
CSR(企業の社会的責任)の一環と考えています。数値の高低だけでなく、数値に表れない活動にも着目してもら
えるとうれしいです。
当社は2006年に協働契約農家での原料栽培を100%達成したので、発生する二酸化炭素の量を計算できたのです。
安心、安全が強く求められる食品業界では、原材料の生産地や栽培方法まで追求できる(トレーサビリティの徹底)のは大きな強みです。
そこを重視してもらえたらいいですね。

